第153回 「現在と未来の架け橋」

宮平栄治

2006年08月08日 23:12

一昨日から、私の住む沖縄市はエイサーの太鼓と三線が響き渡り、昨夜は、午前3時まで、近くのアジマー(交差点)で、近くの青年会同志のエイサーのガーエー(お披露目会)が行われました。

そのため、今朝は、寝不足のため頭痛。加えて、今日が前期の成績締め切りのため、寝不足と戦いながら大学へ出勤しました。

さて、今日、厚生労働省から『労働経済白書』が発表されました。詳しくは、厚生労働省ホームページ

  「http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/06/index.html

をご参照下さい。

さて、その内容は・・・
若者の雇用形態では、パート、アルバイトあるいは派遣社員などの非正規雇用が急増、また、1992年と2002年では年収格差が拡大しています。

その結果、既婚率にも影響が生じており、わが国の少子化の遠因が、雇用形態の変化にあると言うことを指摘しています。

フリーターやニートの問題が、それほど取り上げられなかった頃、経済学や日本経済学の講義で学生に、わが国経済の根幹であった、正規雇用と非正規雇用との所得格差、子供一人を大学教育までの費用を表にして、ニートやフリーターの子供たちが現状について説明しました。

残念ながら、今の制度では、年収300万円前後、生涯賃金で5,000万円前後のニートやフリーターの子供たちが、最低でも3,000万円弱必要だと言われている大学までの教育費を捻出するには難しいのが実情です。

奨学金制度の導入、学費免除や学士ローンなどの諸制度の見直しが必要となります。

今日は、ウークイ。あの世とこの世の架け橋で、ご先祖様達とユンタク・ヒンタク・毛遊びで夜遅く、太陽が出るまで語り明かす日。

その次いでといっては何ですが、現在と未来の架け橋である若者の明るい未来を考える責務が私たちにはあります。
関連記事