2011年06月19日

オープンキャンパス

 昨日、6月18日(土曜日)は本学の第1回オープンキャンパスでした。

 オープンキャンパスとは、本学に関心のある高校生や入学を希望する高校生に、大学を紹介するといういわば大学のセールス活動です。

 なぜこの時期なのかといえば、インターハイも終わり、進路について真剣に悩み始める高校3年生が増え始めたり、予備校などが夏期講習のPRを行い始めるなどで、受験への関心が高まるという高校生の事情があります。

 他方で、18歳人口が減少と大学の増加によって、大学進学希望者は理論上は全員が入学できるため、少しでも学生を集めたいという大学側の事情もあります。

 また、志望校をよく理解した上で入学すれば、「こんなはずではなかった」「イメージと違う」などで入学後の不適応者数の減少も期待できます。

 つまり、大学側は大学の水準や教育内容を分かっていますが、高校生側は志望校に関する情報がよく分からないという情報の非対称性から生じる乖離を防ごうという目的もあります。

 私はオープンキャンパスに訪れた高校生には、本学だけでなくできるだけ他の大学のオープンキャンパスへの参加も促している理由は、少しでも正確な情報を得ることで、入学後の不適応を減少させたいからです。

 でも、この考えには一つ大きな大前提があります。

 それは、オープンキャンパスで高校生へ提供する情報が正確な情報であるということです。

 優秀な志望者をより多く集めたいと願うあまり、教員や入試関係職員は粉飾情報提供の可能性もあります。

 情報環境が整備された状況下では、粉飾情報はたちまち伝わりますので有効な戦術とはいえませんが・・・

 既に冬の入試シーズンに向けて、暑い夏に熱い戦いが始まっているのです。


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Posted by 宮平栄治 at 13:10│Comments(0)沖縄経済学
 
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