2007年01月28日

第194回 「“好”流人口」

1月25日(木)と26日(金)は、万国律梁館でおこなわれましたFamily Businessフォーラムへ出席し、事業承継の勉強会へ出席しました。

その後、東京へ移動しました。その理由は・・・

27日(土)に三鷹産業プラザ開催されました沖縄県中小企業家同友会主催の「東京フォーラム 沖縄イノベーションIn三鷹」で行われました『沖縄で実現するアクティブライフを語る』に参加するためでした。

どのような催しかというと、首都圏で働く技能、技量、テキストやマニュアル化されてない貴重な経験を持っていらっしゃる方々と沖縄県で事業を拡大のために人財を必要としている沖縄“元気印”企業とのマッチングでした。

沖縄では失業率が高いのに、なぜ、わざわざ首都圏から人を呼べば、さらに沖縄の失業率が高くなるなのでは?

といった、質問をよくされますが、沖縄県の失業率は、若年者の失業率が高く、首都圏の団塊世代の雇用が若年者の失業率を高くする可能性は低いといえるでしょう。

また、今回、“元気印”企業が求めているのは、企業における企画、流通、販路開拓など若年者の技量と技能とは明らかに違います。

さらに、賃金構造を統計資料で見ると、最低賃金で雇用されている例が多いのが実情です。

“元気印”企業に首都圏の技量と技能が加われば、付加価値のアップと、沖縄県民所得の向上へも期待されます。

先のコラムでは交流人口を、観光客から移住・定住者までとしましたが、今回の場合は、沖縄が好きで、沖縄の企業を好業績にしたい人々の集いですので、“好”流人口の拡大ともいえるでしょう。


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Posted by 宮平栄治 at 11:07│Comments(0)沖縄経済学
 
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