2007年06月24日

第223回 沖縄の女性経営者

仕事柄、多くの著書を読んだり、経営者に会う機会が多いのは役得です。

今日はこの役得の自慢話を・・・。

 内海=宮城恵美子さんが沖縄の女性経営者の一部の方々とのインタビューをまとめ、『沖縄ビジネスウーマン!』をボーダーインク社より上梓されました。

 私と若年者雇用問題や沖縄の高付加価値化について研究を行っている関係で、巻末に「発行によせて」という文章を書かせて頂いたのですが、インタビューの文書化段階から資料を頂き、読んでみるとファミリービジネスに共通点を見出しました。

 1.沖縄への強いこだわり。
 2.無理はせずに身の丈にあった成長を選択するため無理や無謀はなし。
 3.子や孫が自社製品を使用すると想定した製品設計
 4.消費者や従業員を自分の家族の一員として長期間に渡る共通の利益構築の模索。
 5.自社の経営に子、孫、従業員、消費者およびその他の関係者が関与しても世間に対して胸を張れる利益追求。

などです。

 ファミリービジネスの相違点としては、経営スタイルに性差があるとしたならば、女性として、母として、妻として子育て関係用を考えた組織運営が強いような印象を受けました。

 前述でお断りしたように、内海さん自身が沖縄の全ての女性経営者にインタビューしたわけではありませんので、沖縄の女性経営者が経営する組織が、私が述べた様な特徴を備えていると考えるには無理があります。

 少子化対策、働きやすい職場環境、あるいは商品開発を考える参考としてお読みなっては如何でしょうか。


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Posted by 宮平栄治 at 10:41│Comments(0)沖縄経済学
 
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