2007年11月11日

第266回 人手不足

 11月11日の日本経済新聞ホームページによれば人手不足が深刻化しているそうです。

 その理由は・・・

 景気拡大と失われた10年の間の採用手控えなのですが、その割には沖縄の失業率は7%前後、また、景気回復による賃金上昇の実感しない方もいらっしゃるのでは。

 沖縄県の失業率が高水準で推移している理由の一つは、企業が求める人材の質と求職者の質が一致していない構造的失業だと考えられています。

 構造的失業問題は、機会を改めて報報告いたします。

 人手不足で気になるのが正規雇用社員とパートや派遣労働者などの非正規雇用社員の格差問題。

 この問題は、働く人のインセンティブに影響、税制との問題、さらには少子化対策まで幅の広い意味合いを含んでいます。

 気になるのは人手不足によって正規雇用社員と非正規雇用社員の格差問題のうち、賃金面での格差が縮まった結果、先に述べたような少子化を含む問題が忘れ去れてしまわないかという点です。

 この点についても、機会を見つけて報告したいと考えています。


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Posted by 宮平栄治 at 23:51│Comments(0)沖縄経済学
 
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