2005年09月24日
第69回「インターンシップ狂想曲第三番(変ロ短調)」
今回は前回に引き続き、インターンシップを行った際、私が気づいた事柄について述べたいと思います。
気づいた点の第二としては、学生の多くは資格があれば就職に有利だと思いこんでいるということです。その理由を学生に尋ねると、「資格を多く有していると採用担当者が、一生懸命勉強した学生だと評価してくれる」、「高等学校の先生にそういわれた」、あるいは、「世間ではそのよういわれている」ということでした。しかしながら資格は就職の際、死角になることもあります。
そのように考えている学生に次のような質問をします。「この資格でどのような仕事ができるか君の考えを述べて下さい」、あるいは、「航空会社の客室乗務員を募集しています。資格の欄に簿記1級と書く学生がいました。あなたが採用担当者だとするとどのように考えますか」。確かに、ある業種では、特定の資格が無いと仕事ができないということもあります。しかしながら、変化の激しい社会においては、「○○という資格があれば仕事が就職に絶対大丈夫」ということはありません。
なぜならば、変化の激しい時代においては、かつては有効だった戦略や戦術も通用しなかったり、これまで持て囃された資格も技術革新や組織改革の結果、当たり前になってしまうような資格の多くあります。
たとえば、かつてはタイピストという職種がありましたが、コンピュータが当たり前となった現在ではどうでしょうか。ほとんど全員がタッチタイピング速度の差はあるもののコンピュータのキーボードに向かい、文書をまとめる毎日です。また、事務職という業種もなくなってしまっているにもかかわらず、相変わらず、希望する職種を尋ねると「事務職」という回答が多いのも事実です。
さらに、資格が必要な業種、たとえば、医師、弁護士、公認会計士などでも、患者さんやクライアントとのコミュニケーションができないと、いくら、腕が良くてもたちまち食い扶持が干上がってしまいます。
コミュニケーションの重要さと内容については、次回お話いたします。
気づいた点の第二としては、学生の多くは資格があれば就職に有利だと思いこんでいるということです。その理由を学生に尋ねると、「資格を多く有していると採用担当者が、一生懸命勉強した学生だと評価してくれる」、「高等学校の先生にそういわれた」、あるいは、「世間ではそのよういわれている」ということでした。しかしながら資格は就職の際、死角になることもあります。
そのように考えている学生に次のような質問をします。「この資格でどのような仕事ができるか君の考えを述べて下さい」、あるいは、「航空会社の客室乗務員を募集しています。資格の欄に簿記1級と書く学生がいました。あなたが採用担当者だとするとどのように考えますか」。確かに、ある業種では、特定の資格が無いと仕事ができないということもあります。しかしながら、変化の激しい社会においては、「○○という資格があれば仕事が就職に絶対大丈夫」ということはありません。
なぜならば、変化の激しい時代においては、かつては有効だった戦略や戦術も通用しなかったり、これまで持て囃された資格も技術革新や組織改革の結果、当たり前になってしまうような資格の多くあります。
たとえば、かつてはタイピストという職種がありましたが、コンピュータが当たり前となった現在ではどうでしょうか。ほとんど全員がタッチタイピング速度の差はあるもののコンピュータのキーボードに向かい、文書をまとめる毎日です。また、事務職という業種もなくなってしまっているにもかかわらず、相変わらず、希望する職種を尋ねると「事務職」という回答が多いのも事実です。
さらに、資格が必要な業種、たとえば、医師、弁護士、公認会計士などでも、患者さんやクライアントとのコミュニケーションができないと、いくら、腕が良くてもたちまち食い扶持が干上がってしまいます。
コミュニケーションの重要さと内容については、次回お話いたします。
Posted by 宮平栄治 at 00:11│Comments(1)
│沖縄経済学
この記事へのコメント
はじめまして。
(確か、今年の企業説明会Promoで宮平先生が新入社員へのインタビューアーをされているとき、宮平先生の前に座っていたので、はじめましてではないのかもしれません・・・)
インターンシップのお話、興味深く読ませていただきました。
私は2回、インターンシップに参加しましたが、働く雰囲気、会社という雰囲気を感じることができ、参加してほんとによかったなぁと感じています。
「学生の多くは資格があれば就職に有利だと思いこんでいる」とかかれていますが、インターンシップに関してもインターンシップに参加すると就職に有利と考える人も多いように感じます。(実際、インターンシップと採用活動を連動させているところもあるようですが)
資格にしろ、インターンシップにしろ、就職活動という打算的な動機で参加、取得すると、何か逆にもったいないような気がします。
(確か、今年の企業説明会Promoで宮平先生が新入社員へのインタビューアーをされているとき、宮平先生の前に座っていたので、はじめましてではないのかもしれません・・・)
インターンシップのお話、興味深く読ませていただきました。
私は2回、インターンシップに参加しましたが、働く雰囲気、会社という雰囲気を感じることができ、参加してほんとによかったなぁと感じています。
「学生の多くは資格があれば就職に有利だと思いこんでいる」とかかれていますが、インターンシップに関してもインターンシップに参加すると就職に有利と考える人も多いように感じます。(実際、インターンシップと採用活動を連動させているところもあるようですが)
資格にしろ、インターンシップにしろ、就職活動という打算的な動機で参加、取得すると、何か逆にもったいないような気がします。
Posted by Tstsshihica at 2005年09月24日 14:51