2005年10月10日
第75回「自分探しと自己分析」
人生における3つの重要な出会いとして、良き師に出会う事、良き伴侶に巡り会い、琴瑟相和す事、そして、良き職を得る事と言われています。
本学では、夏季休暇明け早々の10月8日(土)、3年生対象の就職・進学セミナーを半日費やし実施しました。「早すぎるのでは」と考える人もいらっしゃると思いますが、就職活動は、年明け早々から合同企業説明会やら、会社訪問が始まり、早い企業ではゴールデンウィークあたりに早速と内定を出す企業も。
新規学卒者就職市場は、景気回復の追い風で順調ですが、企業側の採用方針は、早期実施、厳選採用です。送り出す側もそれ相応に対応しませんとせっかくの人財をフリーターやニートにしてしまいます。
本学では、夏季休暇明け早々の10月8日(土)、3年生対象の就職・進学セミナーを半日費やし実施しました。「早すぎるのでは」と考える人もいらっしゃると思いますが、就職活動は、年明け早々から合同企業説明会やら、会社訪問が始まり、早い企業ではゴールデンウィークあたりに早速と内定を出す企業も。
新規学卒者就職市場は、景気回復の追い風で順調ですが、企業側の採用方針は、早期実施、厳選採用です。送り出す側もそれ相応に対応しませんとせっかくの人財をフリーターやニートにしてしまいます。
対応策の結果、これまでのところ、私の演習室の9名の学生では、教職と公務員志望の2名の学生を除いて6名の学生が9月上旬までには就職が決定し、卒業論文も後期最初のゼミナールで提出できるという理想に近い展開です。
さて、就職を希望する学生に対して、最初に行うのが自分探しと自己分析。自分の長所や短所、何に興味があるのか、どの部分が他者より優れていて、どのような職業に興味があり、また、各自の持つ性格や能力にはどのような職業が向いているのかなどです。その次が、相手、つまり希望する業界、企業、そして職種の研究です。
なぜかと言いますと、孫子の兵法、「謀攻篇」にも「彼を知り己を知らば百戦危うからず。彼を知らずして己を知らば一戦一敗。彼を知らず己を知らざれば戦うことに必ず危うし」とあるのはあまりにも有名。つまり、自分自身と相手企業を十分に理解していないとなかなか就職が決まらないからです。
また、就職後も、不適職だと自らにも、そして組織にもさまざまなトラブルを及ぼします。記憶に新しいのは、9月25日から26日にかけて、前民主党衆議院議員の小林憲司容疑者が覚醒剤取締法違反所持容疑で逮捕。また、海上自衛隊の潜水艦乗組員や慶応大学の医学部生が大麻や合成麻薬のMDMAの使用と保持で逮捕された事件があります。いずれも、国の秩序、安全そして安心に関わる職業に携わる人々の不祥事です。
薬物が簡単に入手できるようになったことも要因の一つでしょう。適職ではない職業に就いた、あるいは、職業に関して十分な認識と準備ができていなかったことも考えられます。人々の価値観や満足感が多様化する時代では、さまざまな職業が誕生しますが、職業の数が増えるため、適職でない職業に苦しむ人も増える可能性があります。
産業カウンセラーの導入、あるいは、東京海上日動火災保険が、社員の不満ややる気をアンケートによって見つける業務開始などは、そのような時代の到来を暗示しているように感じられます。
さて、就職を希望する学生に対して、最初に行うのが自分探しと自己分析。自分の長所や短所、何に興味があるのか、どの部分が他者より優れていて、どのような職業に興味があり、また、各自の持つ性格や能力にはどのような職業が向いているのかなどです。その次が、相手、つまり希望する業界、企業、そして職種の研究です。
なぜかと言いますと、孫子の兵法、「謀攻篇」にも「彼を知り己を知らば百戦危うからず。彼を知らずして己を知らば一戦一敗。彼を知らず己を知らざれば戦うことに必ず危うし」とあるのはあまりにも有名。つまり、自分自身と相手企業を十分に理解していないとなかなか就職が決まらないからです。
また、就職後も、不適職だと自らにも、そして組織にもさまざまなトラブルを及ぼします。記憶に新しいのは、9月25日から26日にかけて、前民主党衆議院議員の小林憲司容疑者が覚醒剤取締法違反所持容疑で逮捕。また、海上自衛隊の潜水艦乗組員や慶応大学の医学部生が大麻や合成麻薬のMDMAの使用と保持で逮捕された事件があります。いずれも、国の秩序、安全そして安心に関わる職業に携わる人々の不祥事です。
薬物が簡単に入手できるようになったことも要因の一つでしょう。適職ではない職業に就いた、あるいは、職業に関して十分な認識と準備ができていなかったことも考えられます。人々の価値観や満足感が多様化する時代では、さまざまな職業が誕生しますが、職業の数が増えるため、適職でない職業に苦しむ人も増える可能性があります。
産業カウンセラーの導入、あるいは、東京海上日動火災保険が、社員の不満ややる気をアンケートによって見つける業務開始などは、そのような時代の到来を暗示しているように感じられます。
Posted by 宮平栄治 at 17:34│Comments(1)
│沖縄経済学
この記事へのコメント
またまたコメントです。
本当に適職に就くのは、これから先の重要課題だと思います。
特に、お医者様。
これは、冗談抜きでカウンセラーを導入して欲しいです。
人の命を預かる大切な仕事です。
が、中には、人の気持ちを無視し自分が偉いんだ!といった医者も何人か知っています。
どの職業にも、ある程度の技術や知識は必要だと思いますが、相手あっての仕事ですし、やる気とか本気とか真面目とか・・・。
最後は人対人です。どの職種に就いても素直な心でいたいものです。
本当に適職に就くのは、これから先の重要課題だと思います。
特に、お医者様。
これは、冗談抜きでカウンセラーを導入して欲しいです。
人の命を預かる大切な仕事です。
が、中には、人の気持ちを無視し自分が偉いんだ!といった医者も何人か知っています。
どの職業にも、ある程度の技術や知識は必要だと思いますが、相手あっての仕事ですし、やる気とか本気とか真面目とか・・・。
最後は人対人です。どの職種に就いても素直な心でいたいものです。
Posted by chuchu at 2005年10月12日 19:53