宮平栄治の沖縄経済学会コラム

私の知り合いの会社経営者で大学の先輩でもあるHさん。

復帰前は浦添市勢理客にあった米国在郷軍人施設、通称VFWクラブ（英和辞典では海外戦争復員兵協会　Veterans of Foreign Wars：V.F.W）で働いていたそうです。

Hさんによると、ベトナム戦争が激しかった頃、そのV.F.Wには多くのスーパースター達が慰問コンサートをおこなったそうです。

たとえば、サッチモことルイ・アームストロング、H氏はサインを頂き、現在も保存しているそうです。

また、フランク永井も訪問し、演奏のレベルの高さから、是非、ステージで歌いたいとお願いしたそうですが、けちなマネージャーが渋ったため実現しなかったそうです･･･

そして、1966年にはあのビートルズも。

たしかに、1966年6月29日にはビートルズが来日していましたが、もしH氏の記憶が正しければ、東京以外にも1966年にビートルズが日本を訪れていたことになります。

一体どれほどの多くのスーパースター達が沖縄を訪問したのか尋ねたところ、正確には分からないそうですので、何とか記録探しだし、残すことで話しが一致しました。

私の友人も父親が高等弁務官の運転手をしていたのでベーブルースのサイン入りバットをもらったことがあると話していましたから、沖縄には多くの著名人が訪れたことは間違いないでしょうが、記録が散逸しています。

沖縄戦、米軍統治という時代の一ページとして是非、正確な記録を残す方法を考えたいと思います。

そうそう、蛇足ですが、私が小学生の頃、ビートルズの再来と言われたベイ・シティ・ローラーズも来沖していましたネ。