2007年02月25日

第205回 「コンセプチュアルスキル」

私の友人にマルチな才能を有したY氏がいます。

どのようにマルチかというと・・・

ある時はラジオのDJ、ある時は音楽プロデューサー、ある時はミュージックパブの経営者、そして、ある時は書画・・・と、どっちが本当の顔か分からないような人物です。

さて、そのY氏の書画、「商売繁盛」という文字を文字だけにもじって「笑売繁盛」。

気に入ったので、早速購入、知り合いの店にプレゼントしました。

この「笑売繁盛」は単なる言葉遊びではなく、社是、社訓、あるいはビジョンとも関連します。

私たちは物事を考える際、白紙の状態ではなく、知識、過去の経験という情報整理ボックス(=スキーマ)で考えているのです。

1月28日の第194回の「“好”流人口」も沖縄の交流人口を考える上でのスキーマですので、Y氏の書画と同じ次元にあります。

この「商売繁盛」→「笑売繁盛」、「交流人口」→「好流人口」へと考える技術をコンセプチュアルスキルといいます。

コンセプチュアルスキルとは、社会や組織における課題を明らかにするために何に取り組んでいったらよいかを考える技術で、具体的には理的思考力、現状認識力、課題解決力、問題発見力、ビジョン形成力、戦略立案力、および目標設定力などです。

行き詰まった時、気分を変えたい時、これまで枠や固定概念にとらわれず、遊び心でものの見方を変えてみませんか?

ちなみに、私の場合、Y氏の「笑売繁盛」に倣い「商売繁盛」を「笑倍繁盛」と書き換えています。


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Posted by 宮平栄治 at 14:35│Comments(0)沖縄経済学
 
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