2005年12月24日

第96回 「まだまだ改善点が多いようで」

年末を押し迫り、今日はクリスマスイブで、今年は残り7日。今日は、これからコザの街角ライブ最終日に出かけます。

さて、今回は、またまた、私のゼミ生のお話。といっても今回は卒業生の勤め先の課題をあれこれです。

さて、2年前に卒業したH君。かれは県内の某大手小売店へ就職し、同期で男子は彼だけだという紅一点ならぬ白一点。そのH君はお中元とお歳暮シーズンとなると、本社からわざわざ本学まで売り込みにやって来ます。

今年も、11月下旬に早くも現れ、「先生、今年もよろしくお願いします」とお歳暮用のパンフレットを私へ手渡してくれました。そのパンフレットの中身を見て、ビックリ。

第一に、沖縄県内の贈答品の種類が少ないこと。泡盛等は多いのですが、その他の商品も探せばあるのですが、企画力不足。

第二に、パンフレット上での商品の配置が悪いため、折角の沖縄県産のハムが食指を動かさないような色遣い。

ということで、研究室では、1時間ほどパンフレットの勉強会へと早変わり。早速、在京の大手百貨店の沖縄物産展パンフレットをサンプルとして取り出し、沖縄県産で贈答用商品になりそうな品々、配置、配色をあれこれアドバイスし、また、ウェブ上で気になるサイトの仕掛けを教えました(もちろん、授業料なし)。

その後、H君持参のパンフレットを見ながら、千葉にいる恩師へ早速、お歳暮を発注しました。ところが、私からの注文を受け取りやら、送り先への配送済みやら、請求金額やら12月の下旬になっても一向にやって来ません。業を煮やした私は、H君の注文日時と請求金額確認のメールを携帯電話アドレスへ送信しました。

H君からの回答によると、注文した商品が届かないという苦情が何件かあったということで、その原因を調べるため、流通経路の確認に手間取ったとの事でした。

今時、発注した商品の流れはコンピュータでも追跡できますから、何に手間取ったか分かりませんが、次回から信用ある宅配業者を選定すべきでしょう。つまり、まだまだ流通には改善点があるということです。流通の問題とは別に、顧客に対しては状況説明くらいすべきでしょう。


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Posted by 宮平栄治 at 16:12│Comments(0)沖縄経済学
 
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